HAYASHI Act.2

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汎用型賃貸住宅ではいずれ減収 新しいコンセプトの賃貸住宅に

計画前⇔後

 

せっかくの広い敷地 有効に使いたい

元々この敷地には、前面の位置指定道路に面して独立した戸建て賃貸住宅が5戸経っていました。 古くから貸していることもあり、賃料は安いままで、建物もかなり老朽化していました。 オーナーとしては、せっかく見晴らしの良い良好な住宅地にまとまった土地を持っているのだから、もっと有効に利用する方法はないものかと考えた末、当社にご相談されました。 当社の初期見解として、この敷地には住宅以外の用途での有活事業をもくろむのは難しいと判断し、安全性・収益性の高い賃貸住宅事業を計画することでスタートしました。

このロケーションに合う賃貸住宅とは?

この敷地は交通の便が決してよいとは言えず、小田急線本厚木駅よりバスで13分、さらにバス停より徒歩5分という立地で、需要面から50m2以上の全戸駐車場付きファミリー向け住宅が最も望ましいと考えました。 ただしこのエリアは厚木市内において最もファミリー向け賃貸住宅が多く供給され、かつ賃料も高くは望めない地域でしたので、いわゆる汎用型賃貸住宅ではいずれ収入も減衰していくこと、またオーナーは他にも賃貸住宅を数棟所有していることもあって、ここには新しいコンセプトを持った賃貸住宅を所有したいとの希望もあり、設計においては建築家 川辺直哉氏を起用することとしました。

前面の位置指定道路と、建築デザイン

このプロジェクトで最も難問となったのが、位置指定道路の取り扱いでした。 計画敷地自体は南側で公道に接しているものの、道路最奧部に他人所有の戸建て住宅があるため廃止することはできず、また道路延長が長いため途中に転回路が2箇所ありこれが建物計画にかなり影響しました。 当初はこの転回路をなくすため幅員を6mにするなど、敷地・建物形状共に多様な試行錯誤を繰り返しました。最終的には現在の形になり、建物は間口47m、奥行き6mという細長いものとなりました。

 

南北に細長い敷地をどう利用するか・・・

川辺氏はこの敷地の特性を逆手に取り、南北に長く取らざるを得ない部屋の東西に、広く開口部を設けることによって光を取り入れ、全てが南側に面さない部屋でありながらも、昼間は十分に明るく、また通風もよく、さらに高い場所にあることでどこからも風景が見下ろせるような建物配置としました。

 配置図(色の付いている部分が建物部分)

ユニットプラン(間取り図)2LDK 52.12m2

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