EBISU FOLIO Act.3

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2006年度グッドデザイン賞

所在地 東京都渋谷区恵比寿3丁目
設計 川辺直哉建築設計事務所
構造・総戸数 RC造地上3階建・12戸
竣工年 2006年4月
間取り 1LDK
敷地面積 349.27m2(105.84坪)
延床面積 505.00m2(153.03坪)
住戸面積 40.00~46.40m2

建築家紹介

川辺直哉建築設計事務所代表
川辺直哉

1970 神奈川県生まれ

1996 東京芸術大学大学院修士課程修了

1997 石田敏明建築設計事務所

2001 川辺直哉建築設計事務所設立

デザイン解説

渋谷や恵比寿、代官山といったエリアを生活の拠点とする人たちは、生活と仕事との境界が曖昧な、どちらともつかないシームレス(つなぎ目のない)な日常を過ごしています。 この場所では、そんな人たちの隠れ家のようでもあり社会との接点ともなりうるような集合を形成する住環境の提案が求められているのではないかと考えます。そのためには、様々な生活スタイルの受け皿としての役割と、逆に建物から生活を提案できる住宅であることが望ましい。住戸のタイプは、均質な広さを用意するだけではなく、奇をてらわずこの敷地と建物の配置から出きる限り素直に導き出されたバリエーションとして考えたい。 長屋として計画する必要があるため、2m以上の通路を各戸の入口まで引き込む必要がある。本計画では建物を形式上2棟に分割しその間に専用の通路を設け、下町の路地のような佇まいとアプローチを演出します。それぞれに専用の玄関前スペースを確保し、木々をところどころに植えて、都市の喧噪からふっと切り離された場所をつくることが出きればと考ています。また、1階の採光の確保から、2階以上の壁面を少し傾斜させることで、空に対して開放された場所になると考えています。 素材については、 コンクリートのシャープな素材感と左官の壁の暖かみ、木の薫り、石の感触を混在させていきたいと考えています。まず外装はコンクリートの躯体に湿式の仕上げ材で柔らかく仕上げ、共用通路に面する1階の部分は古い町並みに代表される路地のように、木を外装に用いたいと考えています。 室内は外から連続したような土間の仕上げ、落ち着いた雰囲気のフローリングや部分的には壁面に木目を用いて変化をもたせたい。仕上げはコストによるところが大きいですが、基本的な性能の確保や仕上げの雰囲気のグレードを、できる限り保つよう、慎重に設計を進める必要があると考えています。